第08回: ブランチの基本 — 「今の本流を壊さずに試す」ための仕組み

章: 第3章: 実務で詰まりやすい分岐と共有

なぜブランチが必要なのか

複数の修正を同じ場所でそのまま進めると、作業が混ざります。

  • バグ修正中なのに別機能も触ってしまう
  • 未完成コードが本流に入りそうになる
  • 何のための変更かが履歴で分かりにくくなる

ブランチは、作業を目的ごとに分けるための仕組みです。

ブランチを作る・切り替える


git switch -c feature/login-validation

これで新しいブランチを作り、そのまま切り替えられます。

いま自分がどこで作業しているかは git branchgit status で確認できます。

ブランチを使うと何が良いか

状態 ブランチなし ブランチあり
複数作業が同時進行 変更が混ざる 作業ごとに分けられる
レビューしやすさ 差分が散らばる 目的単位で見せられる
やり直し 影響範囲が広い そのブランチだけ見ればよい

本流を汚さずに試せるのが、ブランチの一番大きな価値です。

命名の考え方

ブランチ名は後から見て意味がわかるものにします。

  • feature/add-search
  • fix/login-error
  • chore/update-readme

雑に test tmp のような名前をつけると、何の作業だったかがすぐに分からなくなります。

チェックポイント: ブランチは「作業を切るためのもの」。機能・修正単位で分ける意識が大切です。

まとめ & 次のステップ

  • ブランチは作業を目的ごとに分離する仕組み
  • 本流を壊さずに試せるのが最大の利点
  • git switch -c で作成と切り替えをまとめて行える
  • ブランチ名は意味が伝わるものにする
  • 1ブランチ1目的を意識すると整理しやすい

次回は merge とコンフリクト解決の入口を扱います。 ブランチを分けたあと、どう本流へ戻すかを理解しましょう。

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