第57回: MVC入門 — 責務を分けて保守しやすいコード構造を作る

章: 第6章: 実践運用と成長

SQLとHTMLとビジネスロジックが1ファイルに混在したコードを書いていませんか?MVCで整理すると、格段に保守しやすくなります。

問題と解決策

「動くコード」は書けるのに、「読めるコード」「直せるコード」になっていないケースが多くあります。DBアクセス・計算処理・HTML出力がひとつのファイルに混在すると、修正箇所を特定するだけで時間がかかります。

MVC(Model-View-Controller)は責務を3つに分ける設計パターンです。Model(データ処理)、View(表示)、Controller(入力受け取り・制御)を分けることで、それぞれを独立して修正・テストできるようになります。

責務分離の比較

役割 担当する処理 変更理由
Model DB操作・ビジネスロジック データ構造や業務ルールの変更
View HTML生成・テンプレート 画面デザインや表示内容の変更
Controller リクエスト受け取り・Modelを呼ぶ・Viewに渡す フローの変更

チェックポイント: ViewにSQL文やビジネスロジックが書かれていませんか?Viewはデータを受け取って表示するだけにとどめ、ロジックはModelまたはControllerに置くのがMVCの基本です。

コードサンプル


<?php
// Controller: 入力受け取り
// Model: データ処理
// View: 表示

まとめ & 次のステップ

  • MVCはModel・View・Controllerの3層に責務を分ける設計パターンです
  • Viewにロジックを書かず、Modelにデータ処理を集中させるのが基本です
  • Controllerは薄く保ち、処理の流れだけを担当させます
  • LaravelなどのフレームワークはMVCに基づいて設計されているため、この概念が実務で直結します

次回は ルーティング基礎 — URLと処理を結びつけるエントリポイントの設計を学びます。

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