章: 第1章: 文法の土台
「表示を少し変えたいだけなのに、どう書けばいいかわからない」——よくある悩みです
ユーザー名、メッセージ、URL、HTMLタグ——Webアプリで扱うデータのほとんどは文字列です。文字列の基本操作を押さえておくと、表示ロジックやデータ加工がスムーズに書けるようになります。
まずコードを動かしてみる
<?php
$first = 'PHP';
$second = '入門';
echo $first . $second;
.(ドット)が文字列の結合演算子です。変数と文字列を自由につなぐことができます。
シングルクォートとダブルクォートの違い
シングルクォート '' |
ダブルクォート "" |
|
| 変数展開 | されない | される |
| エスケープ | \' のみ |
\n \t など多数 |
| 用途 | 固定文字列 | 変数を含む文字列 |
悪い例(意図しない結果になる)
<?php
$name = 'Taro';
echo 'こんにちは、$name さん'; // こんにちは、$name さん(展開されない)
良い例(ダブルクォートで変数展開)
<?php
$name = 'Taro';
echo "こんにちは、{$name} さん"; // こんにちは、Taro さん
チェックポイント: 変数を文字列に埋め込みたいときは ダブルクォート と
{}を使いましょう。シングルクォートは固定文字列に使うと意図が明確になります。
ヒアドキュメントも知っておこう
複数行にわたる長い文字列には、ヒアドキュメント構文が便利です。
<?php
$message = <<<EOT
こんにちは!
PHPの文字列基礎を学んでいます。
EOT;
echo $message;
まとめ & 次のステップ
.で文字列を結合できる- シングルクォートは固定文字列、ダブルクォートは変数展開に使う
{$変数名}の形でダブルクォート内に変数を埋め込める- 複数行の文字列にはヒアドキュメント(
<<<EOT)が便利 - 文字列の基本を押さえると、表示ロジックの大半がスムーズに書ける
次回は 文字列関数(trim・strlen・strposなど)を学びます。入力値の整形や検索など、実務でよく使う関数を一気に習得しましょう。