第05回: 文字列基礎 — Webアプリの「ほぼ全部」は文字列でできている

章: 第1章: 文法の土台

「表示を少し変えたいだけなのに、どう書けばいいかわからない」——よくある悩みです

ユーザー名、メッセージ、URL、HTMLタグ——Webアプリで扱うデータのほとんどは文字列です。文字列の基本操作を押さえておくと、表示ロジックやデータ加工がスムーズに書けるようになります。

まずコードを動かしてみる


<?php
$first = 'PHP';
$second = '入門';
echo $first . $second;

.(ドット)が文字列の結合演算子です。変数と文字列を自由につなぐことができます。

シングルクォートとダブルクォートの違い

シングルクォート '' ダブルクォート ""
変数展開 されない される
エスケープ \' のみ \n \t など多数
用途 固定文字列 変数を含む文字列

悪い例(意図しない結果になる)


<?php
$name = 'Taro';
echo 'こんにちは、$name さん'; // こんにちは、$name さん(展開されない)

良い例(ダブルクォートで変数展開)


<?php
$name = 'Taro';
echo "こんにちは、{$name} さん"; // こんにちは、Taro さん

チェックポイント: 変数を文字列に埋め込みたいときは ダブルクォート{} を使いましょう。シングルクォートは固定文字列に使うと意図が明確になります。

ヒアドキュメントも知っておこう

複数行にわたる長い文字列には、ヒアドキュメント構文が便利です。


<?php
$message = <<<EOT
こんにちは!
PHPの文字列基礎を学んでいます。
EOT;
echo $message;

まとめ & 次のステップ

  • . で文字列を結合できる
  • シングルクォートは固定文字列、ダブルクォートは変数展開に使う
  • {$変数名} の形でダブルクォート内に変数を埋め込める
  • 複数行の文字列にはヒアドキュメント(<<<EOT)が便利
  • 文字列の基本を押さえると、表示ロジックの大半がスムーズに書ける

次回は 文字列関数(trim・strlen・strposなど)を学びます。入力値の整形や検索など、実務でよく使う関数を一気に習得しましょう。

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