章: 第1章: 文法の土台
「合格か不合格か」「ログイン済みか否か」——コードも現実と同じ判断をします
if文はプログラムに「もし〇〇なら△△する」という判断を与える構文です。Webアプリのほぼすべての機能——ログイン制御、フォームバリデーション、権限管理——にif文が使われています。まず基本をしっかり理解しましょう。
まずコードを動かしてみる
<?php
$score = 78;
if ($score >= 60) {
echo '合格';
} else {
echo '不合格';
}
if で条件を書き、else で条件が偽の場合の処理を書きます。
if / elseif / else の使い分け
| 構文 | 用途 |
if |
条件が真のときだけ実行 |
else |
条件が偽のときに実行 |
elseif |
複数の条件を順番にチェック |
悪い例(条件の書き方が不明確)
<?php
$score = 78;
if ($score > 90) {
echo '優';
}
if ($score > 70) { // 90点でも両方実行されてしまう
echo '良';
}
良い例(elseif で排他的に分岐)
<?php
$score = 78;
if ($score >= 90) {
echo '優';
} elseif ($score >= 70) {
echo '良';
} elseif ($score >= 60) {
echo '可';
} else {
echo '不可';
}
チェックポイント: 複数の条件が排他的(どれか一つだけ当てはまる)なときは
elseifを使いましょう。ifを並べると複数の条件が同時に真になることがあります。
三項演算子で短く書く
<?php
$score = 78;
$result = ($score >= 60) ? '合格' : '不合格';
echo $result;
条件が単純な場合は三項演算子 条件 ? 真の値 : 偽の値 を使うと一行で書けます。
まとめ & 次のステップ
if/elseif/elseで条件分岐を書く- 排他的な条件は
ifの並列ではなくelseifを使う - 単純な二択は三項演算子
? :で短く書ける - 条件には
===などの厳密比較を使うと安全 - ネストが深くなったら「早期リターン」パターンで整理すると読みやすくなる
次回は switch文を学びます。複数の固定値との比較に特化した、より読みやすい分岐構文です。