第10回: if文 — 条件に応じて処理を変える、プログラミングの第一歩

章: 第1章: 文法の土台

「合格か不合格か」「ログイン済みか否か」——コードも現実と同じ判断をします

if文はプログラムに「もし〇〇なら△△する」という判断を与える構文です。Webアプリのほぼすべての機能——ログイン制御、フォームバリデーション、権限管理——にif文が使われています。まず基本をしっかり理解しましょう。

まずコードを動かしてみる


<?php
$score = 78;
if ($score >= 60) {
    echo '合格';
} else {
    echo '不合格';
}

if で条件を書き、else で条件が偽の場合の処理を書きます。

if / elseif / else の使い分け

構文 用途
if 条件が真のときだけ実行
else 条件が偽のときに実行
elseif 複数の条件を順番にチェック

悪い例(条件の書き方が不明確)


<?php
$score = 78;
if ($score > 90) {
    echo '優';
}
if ($score > 70) { // 90点でも両方実行されてしまう
    echo '良';
}

良い例(elseif で排他的に分岐)


<?php
$score = 78;
if ($score >= 90) {
    echo '優';
} elseif ($score >= 70) {
    echo '良';
} elseif ($score >= 60) {
    echo '可';
} else {
    echo '不可';
}

チェックポイント: 複数の条件が排他的(どれか一つだけ当てはまる)なときは elseif を使いましょう。if を並べると複数の条件が同時に真になることがあります。

三項演算子で短く書く


<?php
$score = 78;
$result = ($score >= 60) ? '合格' : '不合格';
echo $result;

条件が単純な場合は三項演算子 条件 ? 真の値 : 偽の値 を使うと一行で書けます。

まとめ & 次のステップ

  • if / elseif / else で条件分岐を書く
  • 排他的な条件は if の並列ではなく elseif を使う
  • 単純な二択は三項演算子 ? : で短く書ける
  • 条件には === などの厳密比較を使うと安全
  • ネストが深くなったら「早期リターン」パターンで整理すると読みやすくなる

次回は switch文を学びます。複数の固定値との比較に特化した、より読みやすい分岐構文です。

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