第05回: git logとgit show — 過去の変更を読めるようになるとGitが一気に使いやすくなる

章: 第2章: 履歴を読み解く

「いつ壊れたのか?」を追えるようになる

Gitを使う価値は、変更を記録するだけではありません。過去を調べられることに本当の強さがあります。

「昨日まで動いていたのに壊れた」

「この修正は誰が入れたのか知りたい」

こういう場面で使うのが git loggit show です。

git log で履歴一覧を見る


git log

これでコミット履歴が新しい順に表示されます。

表示される主な情報は次の通りです。

  • コミットID
  • 作成者
  • 日時
  • コミットメッセージ

まずは「どんな変更がいつ入ったか」を一覧でつかむためのコマンドだと考えれば十分です。

git show で1件の詳細を見る

履歴一覧から気になるコミットを見つけたら、git show で詳細を確認します。


git show <コミットID>

これで、そのコミットで

  • どのファイルが変わったか
  • 中身がどう変わったか

まで確認できます。

つまり、log は一覧、show は詳細です。

実務でよくある使い方

たとえばエラーが出たとき、いきなりコード全体を見直すより、まず最近の履歴を見る方が早いことがよくあります。


git log --oneline

このようにすると一覧が短くなり、最近の履歴をざっと追いやすくなります。

そこから怪しいコミットIDを拾って git show する、という流れは実務でかなりよく使います。

覚えておきたい視点

コマンド 役割
git log 履歴の一覧を見る
git show 特定コミットの詳細を見る

履歴を読む力がつくと、「Gitは怖いもの」ではなく「困ったときに助けてくれる道具」に変わります。

チェックポイント: 問題が起きたら、まず最近の git log --oneline を見る。この習慣はかなり強いです。

まとめ & 次のステップ

  • git log はコミット履歴の一覧を見るコマンド
  • git show は特定コミットの詳細を確認するコマンド
  • git log --oneline は履歴をざっと追うのに便利
  • 不具合調査では最近のコミットを先に疑うと効率がいい
  • Gitは記録だけでなく、調査の道具でもある

次回は git restoregit reset の違いを扱います。 似て見えるコマンドを混同しやすいので、役割ベースで整理します。

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