第10回: よくあるエラーとトラブルシューティング — 詰まったときに読む一覧
環境構築でつまずく理由のほとんどは「エラーメッセージを読んでいない」か「読んでも意味がわからない」かのどちらかです。PHPの環境エラーはパターンが決まっていて、原因さえわかれば解決策はシンプルです。
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環境構築でつまずく理由のほとんどは「エラーメッセージを読んでいない」か「読んでも意味がわからない」かのどちらかです。PHPの環境エラーはパターンが決まっていて、原因さえわかれば解決策はシンプルです。
チーム開発で一番困るのが「自分のPCでは動くのに、他の人の環境では動かない」という状況です。PHPのバージョン違い、php.ini の設定差異、OSの違いなど、原因は多岐にわたります。
多くのサーバーはLinuxで動いています。WindowsのXAMPPはWindowsネイティブで動くため、パスの区切り文字や改行コード、パーミッションの扱いが本番環境と微妙に異なります。チームにMacユーザーが混在しているとさらに差が生じやすくなります。
PHPを学び始めると、変数の中身を確認するために vardump() や echo を使うのが定番です。しかし、これには問題があります。コードを一時的に書き換え、確認したら消して、また書き換えて……この繰り返しは非効率ですし、消し忘れるリスクもあります。
メモ帳でもPHPは書けます。でも補完がなく、エラーがあってもわからず、ファイルをまたいだ検索もできない——そういった状態で書き続けると、ミスが増えてデバッグに時間がかかります。
かつてはPHPライブラリを手動でダウンロードしてフォルダに配置していました。しかしそのやり方では、バージョン管理が煩雑になり、依存関係の整合性を手で維持しなければなりません。
Webサーバーを使うたびにXAMPPやMAMPを起動するのは手間です。ちょっとした動作確認のためだけにApacheを立ち上げるのはオーバースペックに感じることもあるでしょう。
Macにはもともとコマンドラインツールが豊富に揃っていますが、「まずPHPを動かしたい」という段階では、GUIツールの方が迷いが少なく済みます。MAMPはインストールからサーバー起動まですべてGUIで完結するため、ターミナルが苦手な人でも安心して使えます。
Windowsで初めてPHP環境を構築しようとして、公式ドキュメントをそのまま読み進めたら途中で詰まった——そんな経験をする人は少なくありません。インストール自体は難しくないのですが、起動順序とフォルダの場所を間違えると、ブラウザで何も表示されません。
PHPを学ぼうと決めてまず検索すると「XAMPP」「MAMP」「Docker」「WAMP」「WSL2」……と、さまざまなキーワードが出てきます。それぞれ何が違うのか、自分にはどれが合っているのか、最初はまったくわかりません。